テロワールという志。

「私たちの酒造りにより適した地元産の五百万石を生産したい」「何よりも、地元の皆さまにもっと気軽にもっと喜んでいただける酒を造りたい」こうした想いから石本酒造では、蔵人が参加して、地元の「五百万石」生産者の方々とともに「新潟市大江山地区産五百万石栽培研究会」を発足。高品質な酒造好適米の安定的な生産を目指して、県や市の指導機関のご指導を仰ぎながら活動を続け、育てた大江山地区産五百万石を100％使用した限定酒「亀田郷 大江山産」を毎年製造しています。冬の雪、豊富な雪解け水、夏の長い日照時間など、新潟という豊かな風土の特徴を活かし越後杜氏の技で醸した、日本酒テロワールの志を持った一本です。

新潟の冬の味覚とともに。

穏やかな吟醸香と、スッキリと軽快な味が特徴で、まさに食中酒として最適なお酒。1年に1度、年明けの冬に登場しますので、新潟の冬の味覚、例えば寒ブリや真鱈、ノドグロ、アンコウなどを具材とする鍋料理や、新潟の正月料理の定番「のっぺ」などと一緒にぜひ楽しみください。冷酒から燗酒まで幅広く楽しめますが、寒さが厳しい季節、45度程度の熱燗にして楽しむのもおすすめです。

ソムリエ田崎真也氏による、テイスティングノート

香り

米由来の香りがはっきりとしている。蒸米や炊いた米の香りに、ほのかに干した稲穂のような香りが感じられる。さらに、ホイップクリーム、クリームチーズ、サワークリームなどの乳製品的な香り、加えて、上品さや清涼感を与えるスイカズラのような白い花の香り、清流の川底の石のようなミネラル香などが調和する。

味わい

優しい甘味と旨味のバランスのとれた印象が広がり、滑らかでクリーミーなフレーバーが余韻まで持続する。アフターフレーバーにも米や乳製品系の香りが感じられることから、中盤からドライな印象が感じられ、余韻へと持続する。この米の風味を感じながらのドライな余韻の味わいに五百万石の特徴が感じられる。

おすすめの飲み方

米の風味をよりはっきりと印象付けるためには45〜50度の燗が良い。クリーミーさ、滑らかさを強調するには、15〜18度が良い。

ペアリング

米の持つふくよかでまろやかな風味を料理の味わいと共有。

• バラ寿司
• 湯豆腐
• 白身魚のかぶら蒸し
• エビのオーロラソース和え
• サーモンのタルタル仕立て