- 兵庫県三木市志染町産山田錦、新潟県阿賀北産五百万石等、吟味を重ねたこだわりの酒米。
酒米が蔵に届きはじめる秋、産地に対する感謝の気持ちと、「絶対に旨い酒を造る」という意気込みで、蔵の緊張感はどこまでも高まっていく。
米を磨き、じっくりと醸す。そして米の旨さが最大限引き出されるまで熟成させる。
こうして初めて、越乃寒梅という酒が姿を現す。
- 石本酒造では、昼時、厨房で用意された食事を皆が口にする。
それは、蔵の味と酒造りへの想いを共有するため。蔵元、蔵人はもちろん、瓶詰め・出荷の担当者、事務や営業、専属の庭師、厨房の賄いさん、その誰一人が欠けても、越乃寒梅は生まれない。
蔵の味を知る一人一人が心を一つにし、酒造りを追及する。その「和」の下に生まれた酒が、越乃寒梅に他ならない。
- 「吟醸造り」を全ての基本とする、石本の酒造り。その技は、「大胆、且つ細心、周到」この言葉に集約される。最高と認めた材料を揃え、最高の状態に整えた環境の下、最善を尽くすことでしか成し得ない「吟醸造り」。そこには、常に着地点をイメージしながら、全神経を研ぎ澄まして臨む、酒造りの真髄がある。
そしてその技と精神は、石本酒造が醸す全ての酒へと受け継がれて行く。