酒造りのこだわり

極めること頑なであること越乃寒梅であり続けること
越乃寒梅は、「あー、旨かった」、その一言のために醸される酒です。石本酒造が目指す酒とは、さわりなく飲めて、米本来の旨さを感じられるお酒。そんな酒であれば、料理の味わいを引き立てる酒として、食前食中食後…と最後まで飲み飽きせずに、「酔い心地」をお楽しみ頂けると考えています。「あー、旨かった」その一言のために、原料にこだわり抜き、「酒造りを極めよう」と心を一つにした蔵人達と、一歩、また一歩と技術を磨き続ける…、その先に、やっと、私たちが目指す酒が姿を見せるのです。凛として咲く梅の花のごとく美しい酒。世代を超えて受け継がれるこの味を、どこまでも極めていく。それは、私たち石本酒造の願いであり、越乃寒梅の使命でもあります。
  • 兵庫県三木市志染町産山田錦、新潟県阿賀北産五百万石等、吟味を重ねたこだわりの酒米。
    酒米が蔵に届きはじめる秋、産地に対する感謝の気持ちと、「絶対に旨い酒を造る」という意気込みで、蔵の緊張感はどこまでも高まっていく。
    米を磨き、じっくりと醸す。そして米の旨さが最大限引き出されるまで熟成させる。 こうして初めて、越乃寒梅という酒が姿を現す。
  • 石本酒造では、昼時、厨房で用意された食事を皆が口にする。
    それは、蔵の味と酒造りへの想いを共有するため。蔵元、蔵人はもちろん、瓶詰め・出荷の担当者、事務や営業、専属の庭師、厨房の賄いさん、その誰一人が欠けても、越乃寒梅は生まれない。
    蔵の味を知る一人一人が心を一つにし、酒造りを追及する。その「和」の下に生まれた酒が、越乃寒梅に他ならない。
  • 「吟醸造り」を全ての基本とする、石本の酒造り。その技は、「大胆、且つ細心、周到」この言葉に集約される。最高と認めた材料を揃え、最高の状態に整えた環境の下、最善を尽くすことでしか成し得ない「吟醸造り」。そこには、常に着地点をイメージしながら、全神経を研ぎ澄まして臨む、酒造りの真髄がある。
    そしてその技と精神は、石本酒造が醸す全ての酒へと受け継がれて行く。