石本酒造について
石本酒造の原点
時代が変わっても、
妥協をせず、
自分たちが旨いと思う酒を追求し続ける。
「一輪一滴」。
厳しい寒さにじっと堪えながら
美しさを一輪に凝縮させる寒梅のように、
長年にわたり培ってきた技と精神のすべてを注いで一滴を醸す、
越乃寒梅の酒造りの志を込めた言葉です。
時代の変化に戸惑わず、一時のブームに流されることなく、
自分たちが旨いと思う理想の酒を追い求める。
そのために私たちは、原料や製造法に妥協することなく、
培ってきた技を惜しまず投入し、
良い酒造りのために最大限の力を注いできました。
極めること、
頑なであること、
越乃寒梅であり続けること。
越乃寒梅が極めたいと考える理想の酒。
それは普段の暮らしの中で、
食とともに楽しむことにより明日への活力となるようなお酒です。
そのために私たちは、
料理を引き立てる淡麗な味わいでありながら、
日本酒ならではの米の旨みも堪能できる力強い味わいを兼ね備える酒を、
創業時代から頑なに造り続けてきました。
料理とともに味わうことで、
それぞれのおいしさがいっそう増していく。
越乃寒梅のおいしさの追求は、
これからも変わることがありません。
「あー、旨かった」、
その一言のために酒を醸す。
石本酒造では毎年、原料となる米を一粒一粒まで選び抜き、
丁寧に磨き上げ、豊かな経験と感性を持つ蔵人が全神経を研ぎ澄まして
酒造りに臨みます。
そして、年ごとに変わる気候や米の品質を見極めながら、
淡麗で料理を引き立て、米の旨みもしっかりと感じられる
越乃寒梅のおいしさを貫く。
淡麗でありながら力強い、
この一見矛盾するかのような独特な味わいは、
酒造りのあらゆる工程における徹底したこだわりからしか生まれません。
食前、食中、食後と間合いを取りながら料理をゆっくりと楽しみ、
和やかで豊かな酔い心地を堪能していただくために生まれた越乃寒梅。
「あー、旨かった」。
ただその一言のために醸されたお酒です。
石本酒造 酒造りのこだわり
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厳選した米を
丁寧に正確に磨き上げる。「米はまず土地を選べ」。初代蔵元・石本龍蔵の教えを受け継ぎ、品種とともに産地にもこだわって米を厳選。新潟県産の五百万石や兵庫県産の山田錦など長年使い慣れ、特徴を知り尽くした米だけを使い、丁寧に正確に磨き上げます。旨味豊かな味わいを目指し、2016 年の仕込みから使用原料の全量酒造好適米化を達成しました。
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淡麗な酒を
生み出す水だけを使う。日本酒は使う水により味わいや飲み口が変わります。越乃寒梅の仕込み水はすべて、越後山脈に源を発する阿賀野川水系の軟水を使用。この軟水の特徴を生かし、淡麗でありながら力強い越乃寒梅の味わいを生み出しています。
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熟成により、
旨味を最大限に引き出す。越乃寒梅は醸造後すぐに出荷されることはありません。淡麗でありながらふくらみのある、力強い味わいを安定的に引き出すために、石本酒造では熟成を重視。普通酒の「白ラベル」は半年以上、長い製品では2年にわたりじっくりと低温で熟成。熟成タンクに貯蔵している、すべての酒の状態は常に把握され、最良の状態で出荷されています。
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吟醸造りにこだわり、
その技を伝承する。「大胆、細心、周到」。石本家に受け継がれるこの言葉は、「すべて周到に準備し、細心の注意を払い、大胆に挑戦して造りに臨む」ことを意味しています。この心構えの下、石本酒造は毎年数多くの吟醸酒、大吟醸酒を仕込みながら吟醸造りの技術を研鑽・蓄積してきました。高度に精米した酒米を低温で時間をかけて発酵させ、雑味のない美しい香りのきれいな酒を生み出すのが吟醸造り。越乃寒梅は、すべてこの吟醸造りが基本です。熟練の技と感性が求められるこの吟醸造りを守り続けるために、石本酒造では熟練社員による現場教育の他、様々な社内研修の場を構築し、チームワークの向上や技術の伝承に努めています。
ジャーナル
石本酒造は、どのような想いのもとで
酒をつくっているのか。
そして酒造りを通して、地域と日本酒の
未来にどう寄与しようとしているか。
「酒を想う、地域を想う」をテーマに、
現在進行形のさまざまな
取り組みや挑戦をご紹介します。