平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社は、創業百十周年を迎えるに当たり、これまでのご愛顧に対する謝意と、これからの決意を込めて、持てる力の全てを注いで仕込ませていただいたお酒を発売させていただきます。
「越乃寒梅 創業百十周年祝酒 一輪一滴」と命名いたしました。
1本1本、丁寧に丁寧に仕上げました。
ラベルには、踏みしめた新雪の結晶のようにも見えるツヤ箔のロゴを配置。
繊細さの中に大胆さがあり、また静かな美しさの中に芯がある、弊社の理想とする佇まいをラベルで表現いたしました。
カートンは、ハレの日に相応しく水引きをモチーフにしております。
先入観なく純粋にその香味をお楽しみいただきたいと考え、精米歩合や酸度などの数値は非公開とさせていただきました。基本に忠実な吟醸造りに徹し、「びん燗火入れ」により、穏やかで上品な香味を表現しました。
—————–《商品情報》—————–
○商品名 越乃寒梅 百十周年祝酒 一輪一滴 (専用カートン・風呂敷・しおり付)
○原料米 特A地区 兵庫県三木市志染町産「山田錦」特等米100%
○アルコール度数 16度
○日本酒度 +3 ※成分は管理目標値
○精米歩合 非公表
○容量 720ml
○希望小売価格 23,000円 (税別)
○発売地域 全国の越乃寒梅特約店 https://koshinokanbai.co.jp/shop/
○出荷本数 3,900本
○発売日 2017年9月25日(月)
○その他
・要冷蔵商品
・全商品ラベルに、代表取締役 石本龍則による直筆ナンバリング済
・一部の特約店では取り扱いのない場合もございます
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明治40年(1907年)の創業以来、いつの時代も一貫してみなさまに喜ばれ、愛される酒造りをめざして参りました。厳しい寒さにじっと耐え、美しさを一輪に凝縮させる寒梅のごとく、ただ一滴のために、技と美意識のすべてを注いでいく、この越乃寒梅の精神を受け継ぎ、さらなる進化を目指して参ります。
今後ともご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
2017年9月吉日
石本酒造株式会社
代表取締役 石本龍則
今月の初めまではまだ青かった稲穂も、すっかり色が付き頭を垂れる様になりました。
刈取り時期は一般的に籾(もみ)の色と穂が出てからの積算温度で判断します。弊社ではNTTドコモ様の水田センサーを用いて気温を測定して、積算温度を計算しています。さらに、新潟県農業普及指導センターの方々にもご指導いただき、刈取り時期を適確に見極めています。
8月28日からいよいよ刈取りが始まりました。
刈取りの始まりは酒づくりの始まりとも言えます。米が生育してきた気象条件を考慮して、その米に合った酒造りを行うことが蔵人の腕の見せ所の一つです。
そして何より弊社では米作りを行っている農家の方々が酒造りにも携わっている点も良い点だと思います。蔵に米を知り尽くした農家がいることは本当に心強いです。
大江山地区産五百万石の納価全員が季節従業員として酒造りに携わっており、蔵にも大変心強いです。
昨年に引き続き、今年も大江山地区産の五百万石を100%使用した日本酒を販売することが決定いたしました。これからも地元の人にご愛飲頂けるお酒を目指していきたいと思っております。