9月に入ると、新潟では稲が大きく穂を垂らし収穫の季節を迎えます。
酒造好適米の「五百万石」は9月初旬、「越淡麗」は9月下旬、「山田錦」は10月中旬が一般的な収穫の適期と言われています。
越乃寒梅の地元、新潟市大江山地区でも「五百万石」が今年も収穫されました。
刈り取られた稲は、乾燥、籾摺り(もみすり)の工程を経て玄米となります。袋詰めされた玄米は全て農産物検査を受け「等級」が決められます。検査は、有資格者の検査員が直接目で見ながら検査を行います。粒ぞろいや色・形・不良米の割合から決定し、「等級」の格付けが決まると随時出荷されていきます。
石本酒造では、酒米が届くこの時期からその年の酒造りがはじまります。
酒造専用の精米機にかけられ、米の外側を削り取る精米作業を行います。酒造りでは、酒造好適米の中心にみられる心白(しんぱく)と呼ばれる白色で不透明な米粒部分が重要で、精米では心白をキレイに残すように、途中で米が割れないように時間をかけて丁寧に行います。
このように、収穫後も検査、精米という順番で準備が進みますので、実際の仕込み時期は、「五百万石」は10月、「越淡麗」は11月、「山田錦」は12月以降に行います。
米の品質は酒造りに大きく影響します。その年の米の出来具合や特性をいち早く見極めて適切に対応することは、その年の酒造りを成功させる秘訣の1つです。
2016年9月28日(水)発売の「越乃寒梅 普通酒 大江山産」について、お知らせ致します。
「越乃寒梅 普通酒 大江山産」は、越乃寒梅の旧住所である「大江山村」産の酒米「五百万石」を100%使用したお酒です。
長年御愛飲頂いている地元のお客様にお楽しみいただきたく、日ごろの感謝の気持ちを込めて昨年仕込みました。
このような事から、肩張りの「KOSHINOKANBAI」は、30年以上前のラベルを復刻させております。
また、「越乃寒梅 普通酒 大江山産」は『全量酒造好適米仕込み』を達成した2016年販売の記念酒という意味合いも込めております。
今年は初年度であり、また原料米調達の兼ね合いから、出荷は1回限りで、出荷地域は「新潟市江南区・中央区・東区」の特約店に限定販売させていただいております。
ご入用のお客様・飲食店様は、該当地域の特約店にてお問合せ下さい。
<商品情報>
○商品名 越乃寒梅 普通酒 大江山産
○発売地域 新潟県新潟市中央区・東区・江南区
○発売日 2016年9月28日(水)
○容量 720ml、1,800ml
○価格 720ml 960円、1,800ml 2,030円 (税別)
○アルコール度数 15度
○日本酒度 +6 ※成分は管理目標値