冬の彩り 女池菜(めいけな)

2016年3月1日

冬の新潟は屋外の野菜類の収穫はほとんどなく、彩りが寂しくなる季節になります。そんな中でしたしまれてきた食材の一つが「トウ菜」です。

トウ菜とは、ある一種類の野菜を示した名前ではありません。

アブラナ科の野菜で花蕾(からい:花のつぼみ)が付いたものを「トウが立つ」といい、その新芽と若葉を摘み取ったものを総称して「トウ菜」といいます。

蔵元にとって最も親しみのある「トウ菜」といえば、新潟市女池地区で栽培されてきた「女池菜」です。

新潟県内では、南魚沼市大崎地区の大崎菜や、オータムポエムなどもスーパーに並びます。

葉の部分はほんのりとした苦味を持ち、花芽には甘みがのっています。雪を被ることで花芽のデンプンが糖に変化するためと言われています。

沸騰したお湯に2〜3分ほど茹でて、おひたしにする食べ方が基本ですが、味噌汁に入れても風味を損なわずにいただくことが出来ます。

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シンプルながらに独特なほろ苦さと、豊かな甘みはお酒の味を引き立てます。

香味の幅と厚みが特徴である越乃寒梅 純米吟醸酒「無垢」との相性が抜群です。


新潟の家庭料理「のっぺ」

2016年1月31日

新潟の気候風土を少しずつ紹介して参ります。

今回は、新潟の家庭料理「のっぺ」をご紹介いたします。

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全国各地に「のっぺい汁」という郷土料理がありますが、厳密には違う食べ物です。

「のっぺ」は里芋を主にしてとろみを持たせた汁の少ない煮物です。

材料は、皮をむいた里芋、ニンジン、戻した干ししいたけ、こんにゃく、鶏もも肉又は鮭、ぎんなん、ちくわ、かまぼこ等を鍋に入れ、戻し汁、だし汁で煮たものに酒、塩、醤油で味をつけます。家庭によって様々な味がありますが、蔵元では鰹風味のだしや、ホタテのだしなど様々な味を楽しんでいます。

最後に加熱したイクラや塩茹でして斜めに切ったいんげんを添えて器に盛ります。

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今ではお正月料理というイメージが強い「のっぺ」ですが、冠婚葬祭にも幅広く使われ夏場には冷やしても美味しくいただけます。

やはり最高にうまい時期は、里芋の旨い季節である秋冬です。芋由来のぬめりで独特のとろみが加わり、かまぼこや鮭などの旨味に、加熱したイクラの食感が加わって最高の味となります。

『越乃寒梅 普通酒 白ラベル』とあわせていただくと、「のっぺ」の旨味をさらに堪能できます。