新潟市大江山地区産五百万石栽培研究会 活動報告

2017年8月11日

越乃寒梅のふるさとである『亀田郷』では、平成26年まで酒造好適米『五百万石』を栽培していませんでした。地元を大切にしたいという蔵元の想いもあり、以前は亀田郷産の食用米「こしいぶき」を酒造りに使って参りました。

転機は、平成27酒造年度からです。

全量酒造好適米の酒造りを実現し、より品質の高いお酒を造りたい!

そして、弊社の酒造りにより適した地元の五百万石を生産したい!!

何よりも、地元の皆さまにもっともっと喜んでいただけて、飲食店などで気軽に飲んでいただけるようなお酒を造りたい!!!

そう考えて、弊社冬季従業員の農家と製造部社員による「新潟市大江山地区産五百万石栽培研究会(以下、当研究会)」を立ち上げ、県や市の指導機関のご指導を仰ぎながら活動を続けております。

平成28928日には平成27年度産の大江山地区産五百万石を100%使用した『越乃寒梅 普通酒 大江山産』を販売しご好評をいただきました。平成28年度産の五百万石も仕込んでおり、現在蔵の中で貯蔵熟成中です。

3年目を迎えた今年も、当研究会はさらに栽培規模を拡大し、活発に活動しております。

 今年の田植え約1か月後(生育調査中)の様子です。 

五百万石 1

SPAD計』を用いて、葉色の濃さを測り、施肥の量及びタイミングの管理に役立てています。

五百万石21

昨今は、データを用いた農業も進められています。当研究会ではNTTドコモ様と連携し、『水田センサー』を設置し、社員と農家でデータを共有しながら栽培管理に役立てています。酒米の性質は、その年の気候条件が大きく影響しますので、これをいち早く察知しなければなりません。「酒造りは米作りから」と言われますが、まさにその通りで、ITの力は越乃寒梅の酒造りを支えてくださっております。

五百万石 3

今はまだ青々としていますが、順調に穂が出ており、元気にすくすくと生長しています。

五百万石 4

私共の意気込みを地元の皆さまにお伝えすべく、 今年から契約農家の水田にのぼりを立てさせていただいております。

五百万石5

蔵人は豊作を願いつつ、良い酒を造ろうと今から張り切っています。

五百万石 6

応援をよろしくお願いいたします!


毎年恒例の梅酒仕込み

2017年7月7日

 梅の出荷最盛期は6月ごろといわれており、弊社では採れたての梅を用い少量ではありますが梅酒を造っております。弊社では『南高梅』『白加賀梅』『藤五郎梅』の3種類の梅を使用しています。一日では仕込みきれないので、4日間に分けて仕込みを行います。

梅 1

梅酒の仕込みは社員総出で行っています。

梅2

それは、梅の実には『へた』が残っており、そのまま梅酒と一緒に仕込むと渋味が残ると言われているため、一つ一つ手作業でへたを除く必要があるからです。

梅31

 へたを取ることによって、見た目も綺麗になりますし品質も向上します。この作業が非常に難儀で、時間のかかるものなので、社員一丸となって梅酒仕込みに取り組んでいます。

梅4

 梅の実は表面に産毛が生えています。そのため、水を良くはじきうまく水となじまないので、産毛を落としつつ洗うことが必要になります。

梅 5

 弊社では何度も流水で洗い流しながら綺麗にしています。そして梅酒を漬け込むために網(ネット)に梅を入れます。

梅8

先述したように、弊社では会社の所在地である亀田の銘産の『藤五郎梅』も梅酒に使用しています。梅の栽培の歴史は古く江戸時代後期にさかのぼります。宇野藤五郎が栽培し、新潟市場に出荷したのが始まりで、その優れた品質から「藤五郎梅」と呼ばれるようになりました。果実が大きいため、梅干や梅酒に適していると言われています。(新潟市公式HPより抜粋)

梅7